アフターデジタル
初回の記事が技術関連ではないのですが
「アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る」
を読了したのでその感想をば。
書評ではなく夏休みの読書感想文レベルなのでよろしくお願いします。
はじめに
この本を読むきっかけとなったのは私が所属している会社の代表が先日朝礼でとりあげていたためです。 私は現職にjoinしてまだ日が浅いのですが、中国事業に力を入れている代表がどういった思いでこの本を社員におすすめしているのか読んで確かめたくなったからです。
構成
「アフターデジタル」は以下の4章構成です。 個人的には、まえがき と あとがき から読めば要点がわかりやすいのかなと思っています。
- 第1章 知らずには生き残れない、デジタル化する世界の本質
- 第2章 アフターデジタル時代のOMO型ビジネス ~必要な視点変換~
- 第3章 アフターデジタル事例による思考訓練
- 第4章 アフターデジタルを見据えた日本式ビジネス変革
気になる単語
本中にでてきた単語でいくつか気になった単語をピックアップしました。
個人的な解釈なので間違っていたらすみません。
- ビフォアデジタル
⇒リアル(オフライン)が中心でデジタル(オンライン)は付加価値を提供してくれる世界 - アフターデジタル
⇒デジタル(オンライン)がリアル(オフライン)を包含しデジタルとリアルの主従関係が逆転した世界 - OMO(Online Merges with Offline)
⇒アフターデジタル時代の概念。オンラインとオフラインが融合し一体のものとして捉える。デジタル起点でのものの考え方 - O2O(Online to Offline)
⇒オンラインとオフラインのチャネルの切り替え、オンラインからオフラインへの顧客流入 - バリュージャーニー
⇒顧客との接点を絶えず保ち、よりよい顧客体験を企業が提供し続ける旅のコンシェルジュのようなビジネスモデル
感想
読み終わってまず感じたのはOMO型ビジネスが早く広がってほしいというユーザとしての意見と
企業の一員として考えた時にどう価値を提供し続けられるのかなという二軸でした。
とくに後者は本書を読みながらどんなビジネスモデルがあるかなとか現職ではどうすればいいのか考えながら読むのがとても楽しかったです。
またOMO型のビジネスモデルは分解していけば顧客体験・サブスクリプション・SaaS・シェアリングエコノミーといった少し前から話題になっているキーワードが随所に盛り込まれていてそのすべてを意識しないと、これからのビジネスは厳しくなるというメッセージなのかとも思いました。
エンジニアとして従事している身としてはAI/IoTに代表されるような最新技術もありますが、そういった技術を使うということが目的とならないように。エンドユーザにどのような価値を届けられるのか。
結局は人と人とのビジネスだ!というマインドを常に意識していきたいと感じました。
(昔から言われていることだと思いますが..)
ちなみに個人的には「平安グッドドクターアプリ」と「フーマー」使ってみたいです。
「平安グッドドクターアプリ」は普段私が生活の中で使用しているアプリなどを使用して時折感じる”自分がほしいものとすこしだけずれている”がなくなり、求めているサービスを提供してくれるんだろうなという期待を感じました。
「フーマー」は純粋に楽しそうですよね。
リテールテインメントという言葉で表されていましたが買い物に行った普段の小売店でワクワクする体験を得られるなんて最高です。
小さいお子さんがいる家庭では最強じゃないでしょうか。
さいごに
本書はとても読みやすく、読みながらいろいろと想像を巡らせることができてワクワクできました。
私のように経営層でない方でもいろいろと思うところはあるはずなので
読まれた方と感想を話し合ってみたいなぁなんて思ってます。
ありがとうございました。
- 作者: 藤井保文,尾原和啓
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2019/03/23
- メディア: 単行本
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